隠れ初期組、アローザさんを紹介しよう

 

今回の記事では「イマジナリーフレンド・アローザ」という方を紹介したいと思う。

恐らく、名前を聞いた事のある人はとても少ないと思う。

 

俺がこのアローザさんを知った経緯を細かく話すと記事が長くなるので、簡単な説明に留めさせてもらうが...。

 

 

まず年表を作るために色々と検索をしている時に、アローザさんが運営しているブログを偶然にも発見した。

すると何やら気になるタイトルの記事があったので読ませてもらうと、どうもこの方は去年の11月辺りにデビューした、年表から漏れたVYTだという事がわかってきた。

 

アローザさんのチャンネルに行って確認すると、登録者は俺を含めて105人という規模。

そして肝心の初投稿の日付を見ると、2018年2月16日となっている。

動画の内容も自己紹介だし、概要欄にも「やりたかった事がやっとできた」という旨の文章が書かれている。

 

だから最初は「おかしいな?」と思ったんだが、

その動画の中で「実は前にもYouTuber動画をあげていた」という旨の発言と、

加えて「ねこますサンの動画の助言に従った」という話がちらっと出たので、

これはやはり御本人に直接確認するしかないだろう、という事になった。

 

 

アローザさん自身に話を聞いてみると「一度目のデビューをVYTと呼べるかどうかはわからないが、確かに去年一度デビューしており、しかしその動画のある場所はこことは違う別名義のチャンネルであり、更にその動画は現在「限定公開」の設定で隠してある」との事。

 

結果的にアローザさんの御好意で、その限定公開の動画を特別に見せて頂く事ができたのだが、見た瞬間「おお...」と溜め息が出てしまった。

 

まずモデルは、今と同じく3Dの物を使用している。

モデルの完成度は今ほど高くない初期の物だが、キャラの面影は確かに残っている。

 

日付を見ると、2017年11月27日とある。

登録者数は俺を入れて15人。

動画の長さは1分18秒の短い物。

再生数は、今は21回だが、俺が見る前は19回だったと思う。

(※各数字に関しては、YouTubeはバグ表示が多いので実際と違う事も有り得るが)

 

タイトルが「脳内Youtuberアローザちゃん登場」で、現在の名前と一致。

この時点で俺の中では、過去と現在が繋がっている、と判断。

 

そして概要欄には、

「n番煎じのVRYoutuber的なものを狙いました。アローザちゃんです。よろしく。」

...とある。

 

バーチャルYouTuberとストレートに名乗ってはいないものの、

n番煎じ、という少しへりくだった表現が個人的には決め手となった。

YouTuberではなく、VYTの二番煎じと言ってるわけだから、精神の所属先はVYTだな、と。

 

ここは俺のブログだから、いつものように俺の独断で判断させてもらうけど、

このアローザさんは埋もれていた貴重な「2017年11月デビュー組」としてカウントしたい。

 

 

実際の所、年表サイトに載っていないVYTは他にもいるだろうし、たまたま俺が知らないだけで結構有名なVYTがまだ他にもいるかもしれない。 

 

例えば年表にも載っておらず、俺も最近まで存在を知らなかったんだが、

虹乃まほろチャンという子が 2017年10月7日にVYTとしてデビューしてる。

 

ニコニコ動画の方から来た子らしいんだが、3Dなのに企業ぽさがあまり感じられなく個人に見えるが、実際の所どうなんだろうな。

仮に彼女が個人勢なら、ねこますサンを抜いて3Dモデルを使用した最初の個人系VYTになる可能性があるんだが。

 

登録者も3000人ちょいなので、やはり知名度はまだ低いだろう。

 

いずれにしろ、他にも埋もれているVYTがいるかもしれんが、俺個人が把握しているのはここまでだな。

 

 

それでアローザさんの話に戻すが、男性VYTに絞ったデビューの順番的には、

ねこますサンと、さはなicの間に入る形となるのではないかと思われる。

また11月デビュー組の男性VYTは、ねこますサン以外の名前を一人も聞いた事がなかったので、その意味でもアローザさんを見つけ出す事ができて本当に良かったと思ってる。

 

 

ちなみに、動画のある場所は上にも書いた通り「限定公開」となるので、当然だがここにURLは載せられない。

もし年表作りに興味がある人がいたら、その時は自分自身で交渉してほしい。

 

 

 

最後に。

 

検索で上位に来る代表的な年表サイトも、作った人がそれぞれに独自の基準を設けて作成しているものと思う。

つまり、俺のブログと一緒だ。

 

なぜかと言うと、定義の定まっていないジャンルの年表を作るという行為自体が、本来なら不可能な作業だからだ。

 

ではどうしたら良いのかというと、まずジャンルのルールを設定してやる事。

そうすれば、そのルールと照らし合わせてVYTに該当する者をピックアップする事ができるようになるから。

 

逆に言うと、それをやらないと、例えばただの普通のYouTuberが、

「試しに今噂のVYTとかいうのになってみた! うわ俺キメエ!」

...みたいな冷やかしまでがVYTとして含まれる破目になってしまう。

 

実際、俺が年表を作ってる最中に「俺、キズナアイより前からVYTやってたわ!」とほざくやつが検索で引っ掛かったしな。

 

で、ちゃんとした年表を作って業界で情報を共有する作業は、この手の連中をシャットアウトするのに有効なんだわ。

 

仮にキズナアイちゃん本人のツイッターに、この手のやつらが「俺が先輩だぜ!」と絡んできたら、貶められた彼女を理論武装して守ってやれるやつがこの業界に果たして何人いる?

 

勇気ちひろチャンがオリガミ達に集団で襲われたように、

どこで誰が「おい、みんなでキズナアイツイッターに乗り込もうぜ!」と企んでいるかわからない。

 

自分達の歴史もろくに語れないような業界は、ジャンルとしてなめられる運命にある。

年表作りは即ち歴史の記録だ。

 

こうして地道に年表を作る作業を繰り返している内に、俺は誰がVYTで誰がVYTではないのかが見えてくるようになった。

それは確かに俺個人の作った定義ではあるが、それでも自分の中でしっかりした定義を持っていれば外敵に負ける事はなくなる。

 

 

少し話が逸れた。

戻そう。

 

 

まず年表を作る方法だが、作る際のルールは各自で自由に設定して構わない。

そりゃ自分のブログなんだから自分で考えて作るしかないよな。

 

例えば、俺は俺の定めたルールに基づいて、

「ピーナッツくんicはまだVYTにはなっていない」と判断した。

それをみて「いや違う、彼はVYTだ」と思うのならば、自分でルールを作って自分独自の年表を作ってみたらいい。

 

俺は今回アローザさんのデビューを 2017年11月27日と判断したが、

俺と違うルールで年表を作る人も当然いるだろう。

そしてその人は、ときのそらチャンと同じくテスト用の映像として判断するかもしれない。

 

その場合は、

 

・2017年11月27日:イマジナリーフレンド・アローザがYouTubeにテスト投稿

・2018年2月16日:イマジナリーフレンド・アローザがVYTとして正式に活動開始

 

...こんな風に年表に書き込めばいいわけだ。

 

そうやって沢山の人達が年表作りに参加するようになれば、判断材料がどんどん増えていき、最初は個人の作った年表が、徐々に統一されたルールの元に作られた「業界の年表」にまで育っていくと思う。

 

一番始めに年表を作った人は大変だったと思うぞ。

何もない所から全部自分で調べたんだからな。

俺みたいに楽をしていない。

 

 

 

以上、報告終わり。